vol.7 訪問インタビュー
面白い建築が大好き!NICO住み方ストーリー
NICO APARTMENT入居中 Sさん夫妻 × 湯川住み方研究所
湯川住み方研究所が企画した新築プロデュース第四弾 ”家ではなく、まちに住む” NICO APARTMENT
今回は入居中Sさん夫妻にご協力いただき、フォトグラファーの丹生谷さんと一緒にお話を伺いました。住んでみた感想や、面白い建築が大好きなSさんが奥さまを説得してNICOに入居するまでの経緯がとっても面白くて、ずっと笑いっぱなしのインタビュー収録となりました。
Chapter1
友達呼んで ちょっとしたパーティーとかちょうどいいんです!
湯川・丹生谷:お邪魔しまーす。わぁぁもうステキ!雑誌の1ページみたいですね!
Sさん:部屋の中に階段があるとか普通じゃないです (笑)
丹生谷:メゾネット!部屋の中に階段があるだけでなんかワクワクしますよね。
湯川:住んでみてどうですか?
奥さん:キッチンが広いので料理とかの使い勝手はメチャメチャいいです!作業スペースがいっぱいあるので、作ったら前にポンって置いて、また作ってみたいな。
湯川:料理はお好きですか?
奥さん:好きですね。
湯川:ちなみに得意料理は?
Sさん:僕はハンバーグが好きです!
湯川:おぉ、いいですね~!
奥さん:友達が何人か遊びに来てくれたのですが、対面キッチンなので色々作りながらしゃべったり、あっちで食べたり輪になったりワイワイできてとっても楽しかったです。
湯川:楽しそう!
奥さん:4~5人でキッチン囲んで料理作りながらお酒飲みながら、ちょっとしたパーティーやったりみたいな。
Sさん:リビング・キッチンとプライベート空間が分かれているので、友達呼んでちょっとしたパーティーとかするのにちょうどいいんです。
湯川:NICO APARTMENTは全部屋住みながらちょっとした商いとかができる空間構成にしたので、201号室なんかは料理教室やプライベートサロン、パーティーなんかするのに持って来いですよね。
Chapter2
まさに "家ではなく、まちに住む" でした!
湯川:NICO APARTMENTのコンセプトが “家ではなく、まちに住む” なのですが、全ての部屋と共用廊下や階段から商店街が一望できるようになっていて、まちと部屋が近く感じられ、まちに住んでるって体感してもらえるように計画してるんですよ。
Sさん:そうなんですね。まちの賑やかな感じが部屋の中でも感じられて、まちの雰囲気を取り込んでいるのが凄いなって思いました。まさに “家ではなく、まちに住む” ですね。ここって意外と人通りがあるんですけど、僕は部屋から色んな人が通るのを見ているだけで面白い。あと、商店街を通って家へ帰る時に正面にここの部屋の明かりがよく見えるんです!
丹生谷:ステキ!遠くから部屋の明かりと奥さまが見えるって、メチャいい!
奥さん:朝は夫が出勤したあと、洗い物をしながらテテテテって歩いていく姿を見てたりしてます。
丹生谷:ステキ!!
湯川:実際、柳井町商店街に住んでどうですか?
Sさん:来島さんとかステクルさんとか、よく話しかけてくれますよ。
湯川:来島親分とすごく仲良くなってますよね!
奥さん:出勤する時とか「いってらっしゃい!」って言ってくれるのがあったかいです。
Sさん:住宅街だとなかなかないかも。。。商店街ならではですよね。
湯川:住み始めてから何軒かお店がオープンしましたが、リブルさんとか行きました?
Sさん:行きました!とっても美味しかったです!
湯川:おいしいよね、リブルさんのカナダパン!
Chapter3
更地で申込み? Sさんとの忘れられないエピソード
湯川:Sさんは着工前の更地の時に入居申込をいただきました。HPに「新築プロジェクト始まります!」って公開はしたけど、更地状態で申込って過去最速だしビックリしました。
Sさん:HPはいつもチェックしていて、本当は湯川さんの他の物件が空いていれば入りたかったけど中々空いてなくて。新築プロジェクトが始まる告知をHPで見つけてすぐに問合わせをしました。完成近くになってから問合わせたらもう絶対入れないと思ったので、むしろ更地くらいのタイミングじゃないとダメだろうなって。
丹生谷:すごい湯川さんのファンですね!
Sさん:急いで問合せをして、今回の企画を聞かせてもらい図面を見せてもらって、楽しそう!ここに住みたい!って確信したので申込をしました。
湯川:そこまで色々考えてくれていたから更地でも申込ができたのですね。いざ完成して部屋を案内した時に、なんか違うじゃんってなったら僕も悲しいので、なるべく完成形を想像してもらえるように丁寧に説明しました。
Sさん:でもスマホで撮らせてもらった図面を帰って妻に見せたら、訳わからんって言われました(笑)
奥さん:私は正直コワかった・・・引越し先がまだ更地って(笑) 全部夫が決めてきて「ここに住みたい!」って。え?どこ?更地?
湯川:確かに(笑)
奥さん:良いかどうかの判断材料が何も無いんです(笑)
湯川:着工してから完成まで6~7ヶ月くらいかかるんですけど、その間に何回も現場に見に来られたのですか?
Sさん:そうですね、近くに来たら一緒に現場を見たり・・・
湯川:奥さんは建築中に何度も連れてこられて、大丈夫だなって思ったのはいつぐらいのタイミングでした?
奥さん:湯川さんのHPに掲載している他の物件を参考にしたり、休みの日にドライブしてたら「ここ、ここ!」って物件巡りしたりとか。徐々に徐々に・・・洗脳みたいな感じでした(笑)
一同:笑笑笑
湯川:徐々に洗脳されたのですね(笑) 反対はしなかった?
奥さん:夫が決めた事なので反対はしなかったけど、この部屋ってどういう間取りなんだろう?って思いながら図面を見ていました。下駄箱無いし、部屋が尖がっているし(笑)
丹生谷:今となっては良い思い出ですね(笑)
Sさん:9月に現場を見せてもらった時は基礎工事やってて、壁の位置とか細かいところはまだ迷っているって言われていたので、僕もどっちがいいんだろう?って勝手に作る側になって湯川さんと一緒に悩んで妄想して(笑) とっても楽しかったです!
湯川:Sさんから言われたことで面白かったのが、完成してお部屋の鍵渡しする時に「ここの箇所って外から侵入されないかずっとドキドキしてました。」と。よく図面を読み込んで立体で想像できてたなって(笑)
Sさん:図面見てたらここどうなるんだろう?って心配していました(笑)
湯川:工事を進めていく中で、途中で気付く事やもっといいアイデアが生まれることはよくあります。初期の図面と完成形では違う箇所がでてくるんだけど、完成前に賃貸借契約する場合は実際に住む部屋をお見せすることができないので、最後はどれだけ僕を信頼してもらえるかが大事になってきます。Sさんとは会って沢山話を重ねるうちに信頼関係は築けてるなって思ったので完成前でも(ほぼ更地)契約しました。
Sさん:勝手に心配してたけど、さすが完成したのを見て安心しました(笑)
Chapter4
将来は夫が考えた家に住みたいな
湯川:Sさんは間取りとかデザインとか建築がかなり好きですよね?
Sさん:そうですね。建築系ユーチューブや全国の変な建築を見るのも好きです。
奥さん:私も好きです。
Sさん:将来は自分で内装とか考えたりして家を建てたら楽しそう。
奥さん:私は変わった家に住みたいかも(笑)
湯川:Sさんに洗脳されてるし、もう普通に戻れなくなってる(笑) でもいつか実現するといいですね。
奥さま:もし家を建てるタイミングがあれば、夫が考えた家に住みたいな。湯川さんからインスピレーションを受けた家みたいな。
一同:笑笑笑
とっても建築が大好きなSさんと、少し影響されて建築が好きになった奥さま。いつかこだわりのマイホームを建てたら是非遊びに伺いたいです。
今日は楽しいお話を聞かせていただきありがとうございました。
収録日 / 2024.3.15
写真 / MIMOZAphotograph 丹生谷千聡
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湯川住み方研究所 代表
湯川一富
2005年に不動産賃貸業を松山で開始。2011年 自らゼロから企画し、今まで松山に無かったものを創りたいという思いから「住み方マニア新築プロジェクト」をスタート。2013年1月「みつけよう、自分らしい住み方」をコンセプトに、新しい住み方を提案する湯川住み方研究所を設立。2013年5月~柳井町商店街で「家ではなく、まちに住む」をコンセプトに、まちづくりに奮闘中。2023年1月~新しいカタチの街づくり紹介サイト「湯川まちづくり研究所」公開